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つまり、「ダメ医師は速攻クビに」することが患者や同僚を守る最善策なのである。問題医師にとっても、窓際でダラダラと飼われ続けるよりも「さっさとクビにして、スキルに見合った新職場を探してもらう」ほうが、本人のためだろう。“竹田くん”もそうした判断を下されたほうが患者は死ななくてすむし、本人も見切りがつくに違いない。
ダメ医師はクビになり、有能医師は高評価を得る……病院というプロ集団の職場を健全化するのは、「労働時間制限」などの規制強化ではなく、「フェアな競争」と「結果に応じた報酬」と私は信じている。
筒井 冨美(つつい・ふみ)
フリーランス麻酔科医、医学博士
地方の非医師家庭に生まれ、国立大学を卒業。米国留学、医大講師を経て、2007年より「特定の職場を持たないフリーランス医師」に転身。本業の傍ら、12年から「ドクターX~外科医・大門未知子~」など医療ドラマの制作協力や執筆活動も行う。近著に「フリーランス女医が教える「名医」と「迷医」の見分け方」(宝島社)、「フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方」(光文社新書)
フリーランス麻酔科医、医学博士
地方の非医師家庭に生まれ、国立大学を卒業。米国留学、医大講師を経て、2007年より「特定の職場を持たないフリーランス医師」に転身。本業の傍ら、12年から「ドクターX~外科医・大門未知子~」など医療ドラマの制作協力や執筆活動も行う。近著に「フリーランス女医が教える「名医」と「迷医」の見分け方」(宝島社)、「フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方」(光文社新書)