ユニクロやGU、H&Mといったファストファッションブランドを主軸にしながら、“高見え”するコーディネートを紹介し注目を集めるOtomatoさん。もともとは英語教師だった彼女はYouTuberになるべく、早期退職を選んだという。
そんなOtomatoさんに、“高見え”アイテムの選び方から、インフルエンサーになるまでの経緯などを聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)
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動画の視聴者は55歳から65歳の女性がほとんど
――ファンの方が増えてくると、外出のときも気を遣いますか。
Otomatoさん(以降、Otomato) それは多少、ありますね。まあ、でも、やらないようにしているのは「ノーメイク」と「不潔」だけなんですけども。
横浜でランチしていた時に、「Otomatoさんですよね」と男性から声をかけられたのには驚きました。私のチャンネルを見ている視聴者層は、男性だと9%しかいないので。
――Otomatoさんを知らなくとも、やんごとなきマダム感がおありなので、「素敵ですね」と話しかけられたりしませんか?
Otomato ないです(笑)。カメラを持ってウロウロしているので、むしろ怪しい人だと思われてるんじゃないかしら。
――先程、Otomatoさんのチャンネルの視聴者層は男性が9%ということでしたが、残りの91%の視聴者はどんな方々ですか。
Otomato 55歳から65歳の女性がほとんどで、その次は40代女性ですね。
登録者数が減って落ち込むことも
――若年層ではなく、ご婦人向けにファストファッションブランドを紹介する視点が新しかったのでしょうか。
Otomato どうなんですかね。同年代の他のYouTuberの方は、私なんかよりよっぽどおしゃれですし、比べてしまって落ち込むことが多いです。それこそ、インスタグラムは5000人からなかなかフォロワーが伸びなくて、閉じてしまおうかと思ったこともあります。
――今、インスタグラムの登録者数は2万人を超えています。
Otomato 娘からの、「今やめたらファンの人が悲しむんじゃない?」の一言で思いとどまることができました。
もともと海外のファッションが好きというのもあるんですけど、「あの人はもう登録者数5万人になってる」とか、「やっぱりアパレル系だから違うな」とかって比較して落ち込んでしまうので、日本の方の動画はあんまり見ないようにしてます(笑)。