――ストイックに数字を追いかけていらっしゃるんですね。
Otomato 数字という目標に向かっていくのが好きなのかもしれません。教員時代は、国公立大◯名合格とか、そういうのに燃えるタイプだったんです。
昔はまだ、いい大学に入れば将来安泰みたいな夢のある時代でしたけど、今はそんなこと言って何になるのかしら、という気もしています。
――数字で落ち込むこともありますか。
Otomato あるときなんて、登録者数がマイナス500なんてこともあって。動画では「ハーイ!」とかって陽気にやっていますけど、心の中は深く沈んでるわけなんですよ。
年金の足しにしようと思って一生懸命やっているのに、全然収入にならない。早く仕事辞めすぎたかなとか、そんなことを思いながら、見た目だけは元気にやっております(笑)。
アイテムごとの値段の上限は感覚で決めている
――ファッションを紹介されるにあたって、月々のお洋服代は決めているのでしょうか。
Otomato YouTuberになってからは多少多くなってますが、毎月いくら、と決めているわけではなくて、その時々のトレンドで金額が変わるような感じです。
――ファストファッションを買う際、アイテムごとに値段の上限はありますか?
Otomato これで5000円はないな、とか、本当に感覚ですね。安いのに慣れてしまっていて本当はよくないんですけど、相対的に価格が抑えられている中、ZARAは他のブランドに比べて2000〜3000円高くなっていることもあり、手が出にくいというのはあります。
H&Mはその中でも低価格ラインが変わらずあるので重宝していて、トップスは2000円まで、ジャケットなら5000〜6000円までとか、そんな感覚で選んでます。
安い洋服が生み出す“ギャップ萌え”が宝探し的楽しさに
――ここぞというときには、ハイブランドのお洋服を着るのでしょうか?
Otomato ハイブランドのものは大昔のものしか持ってないので、ほとんど着ません。教員の時は、式典とか保護者向けとか、誰かのためにおしゃれをするときには、高い、ちゃんとしたものを着てました。
――「ハイブランドは違うな」と思うこともありますか。
Otomato やっぱり、生地が全然違いますね。10年以上前に買ったマックスマーラのコートを久しぶりに着て動画を上げたら、ものすごいバズったんです。反応がいつもと1桁違って、多くの人はハイブランド好きなんだ、と感じました。
――視聴者数もアップするというところで、ハイブランドを扱おうとは思わないですか。
Otomato 扱いたくても買えないので(笑)。