5月16日に心不全のため亡くなった俳優の中尾彬(享年81)。その妻・池波志乃(69)が「週刊文春」の独占取材に応じた。
「中尾の遺言の通り、内々で式をやろうとしたら逆に大変で……。『大丈夫、大丈夫』と自分に言い聞かせて準備していました。彼がお骨になって、私一人になった途端に魂が抜けたみたいになってしまいました」
中尾は千葉県木更津市出身。酒店を営む家に長男として産まれた。1963年、「劇団民藝」に入団。翌年、「月曜日のユカ」で銀幕デビューを果たす。以降、映画やドラマ、バラエティー番組などで幅広く活躍してきた。
池波とは1978年に結婚。中尾にとっては二度目の結婚で、時代劇で共演し、撮影の合間に日本酒の話題で盛り上がったのがきっかけだった。以来、芸能界きってのおしどり夫婦は46年間、共に手を取り合ってきた。
中尾彬の最後「本当に眠るように」
「よく『眠るように亡くなる』って言いますけれど、嘘っぽいフレーズじゃないですか? 実際に看取るまではそう思っていました。けれど、本当に眠るようにとしか表現できないものです。『ウッ』と苦しむこともなく、顔つきもいつもと変わっていない。これが中尾彬の最後でした」
中尾と言えば、トレードマークの“ねじねじ”も断捨離していたことが話題を呼んだが、
「文春さんのバックナンバーもかなりの冊数が残っていたんです。『これ捨てていい?』と聞くと『まだ置いておいて』って言われる。あの人、文春は捨てなかったの」
そう言うと池上は60分間にわたって、最愛の夫の遺言や最後の日々を語りはじめた――。
5月29日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」及び5月30日(木)発売の「週刊文春」では、池波志乃が60分にわたって語った中尾との日々について詳報する。
文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。
※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。