フリーアナウンサーとして活躍し、今年第二子を出産されたばかりの金井憧れさん(32)。新聞記者の父が名付けた「憧れ」という珍しい名前から、思春期は改名を考えるほど悩んだ過去もあると語ります。

 そんな金井さんに、名付けの背景から過去の葛藤、そして、自身のお子さんにも送り仮名のある名前を付けた思いなどを聞きました。(全2回の2回目/最初から読む)

金井憧れさん

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送り仮名のある名前を持った人と苦労話を語り合いたい

――金井さんが驚いた珍しい名前の方はいますか。

金井憧れさん(以降、金井) 私以上の方は正直、お目にかかったことがないのですが、「輝」ちゃんという子はいましたね。

――漢字1文字で「かがやき」と読む?

金井 そうです。送り仮名なしの漢字1字だったので、「大丈夫、あなたはまだいいよ」と思いました(笑)。

――珍しい名前の人に会うとシンパシーを感じますか。

金井 それはありますね。でも、まだそんなに出会えていないので、「憧れ」のような送り仮名のある名前を持った人だけを集めて、「全国送り仮名さん大集合!」みたいな企画をやりたいとずっと言ってるんですけど、まだ実現できていません(笑)。

――実現できたら、「送り仮名さん」同士でどんなことを話し合いたいですか。

金井 珍しい名前あるあるとか、苦労話を語り合いたいです。絶対、めちゃくちゃ盛り上がると思います!

「名前ではないテロップが入っていますよ」視聴者から指摘も

――初対面の人とは必ず名前の話になるということですが、お相手の年代や性別によって反応に差があったりしますか。

金井 世代や性別の差を感じたことはないですね。アナウンサーという仕事柄、名刺交換すると「芸名ですか?」と聞かれることは多いです。

 

 あと、新卒で入社したテレビ局の方に問い合わせがあったことも。

――テロップで「金井憧れ」と出たことについて、視聴者から問い合わせがあった?

金井 「名前ではないテロップが入っていますよ」と、親切な視聴者の方から連絡があったそうで、「実はあれで合っています」と答えてもらうという、変な仕事を増やしてしまったんですけど(笑)。