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――ご自身の中でメディアに出ることで反応があるだろうと予想されていた?

金井 自分の中で麻痺しているというか、この名前でだいぶ強くしてもらったので、ショックとかいうことはなくて。ただただ、いつもお手数をおかけしております、とは思います。

 あ、でもこの前、仕事の際に「金井憧れです」と挨拶したら、「ああ、それは大変だったね」と一言目に言われまして。その方は弁護士の方だったので、いろんなケースをご存知なのかな、と思ったりしました。キラキラネームを大人になってから改名した方の話も聞いたことがあったので。

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「憧れ」はキラキラネームではない

――金井さんの世代は、キラキラネームが流行っていた世代ですか。

金井 私よりもうちょっと後だと思います。「憧れ」という名前が出始めた頃と言ったらあれですけど、「憧れ」が周りで噂になったときには、すでに世間でキラキラネームが広まっていたので、「あ、キラキラだ」と言われることもありました。でも、実際には、キラキラネームの方が後発といいますか(笑)。

 

 父も、「『憧れ』はキラキラじゃない。そのために当て字ではなく送り仮名をつけたんだ」とよく言っていました。決して、キラキラネームが悪いわけではないのですが、私や親は「憧れ」がキラキラネームだという意識はありませんね。

――最近では古風な名前の「しわしわネーム」も話題に上がりますが、しわしわネームに憧れたことは?

金井 あります。「子」が付く名前ってかわいいなとずっと思っていて、自分にもし娘が生まれたら「◯◯子」だなと思っていたのに、結局、全然違う名前をつけました(笑)。

子どもにも送り仮名ありの名前を命名

――金井さんは今年2月に第二子をご出産されたばかりなんですよね。お子さんのお名前をお聞きしてもいいですか。

金井 1人目の女の子は「結な(ゆいな)」で、男の子は「繋ぐ」です。またか、という感じかもですが(笑)。

――送り仮名を踏襲されたんですね。

金井 女の子は「漢字+ひらがな」でいきたいなと思っていて、わりとすんなり決まりました。男の子は、「繋」の漢字1文字で「つなぐ」と読ませるのもいいかなと思ったのですが、夫が、「いや、そこは『ぐ』でしょ」と。