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本物の芸能事務所か分からなくて「ヤバい詐欺に巻き込まれてる?」

——中学3年生の時、今の芸能事務所にスカウトされたんですよね。

紗也華 中学生の時って、大人から携帯に連絡が来るってめっちゃ怖いことじゃないですか。本物の芸能事務所なのかもわからないし。自分の中では「どうしよう、ヤバい詐欺に巻き込まれてる?」みたいな。でも、芸能のお仕事には興味があって、お母さんに頂いた名刺を見せたんです。「実は東京に行った時にスカウトされて、事務所に入りたいは入りたいけど、頻繁に連絡が来てどうしよう?」って。それで、お母さんが事務所に電話して、確認して、事務所に入ることになりました。

——アイドルとして活動されてたんですよね。

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紗也華 「FYT(ファイト)」の活動は1年半くらいでしたが、めちゃくちゃ楽しかったです。最初、アイドルってキラキラ、きゃぴきゃぴしてるイメージで、「私に、それできるのかな?」みたいな感じだったんです。でも、FYTのコンセプトはキラキラ・きゃぴきゃぴ系じゃなかったんですよね。あと、一緒になったメンバーが話のトーンが合う子たちだったんです。「これはできる!」と思って。ステージで歌ったり、踊ったり、すごい楽しかったです。もっっっと楽しんでおけば良かったなっていう後悔がありますね。もう一生できないことだと思うと。

——初グラビアは17歳だったそうですが、抵抗はありませんでしたか?

紗也華 恥ずかしかったです。

©志水隆/文藝春秋

——でも、思い切りよく?

紗也華 いや。『ヤングマガジン』の編集部の方々に水着姿を見てもらって、それで決めて頂いたと思うんですけど、水着で人前に出るの恥ずかしいし……。いざ決まってやるってなっても、どういうポーズ、どういう表情、何をしたらいいんだみたいな。今回のスタイリストのKANさんはその時から一緒なんですよ。もういっちばん初めから。めっちゃ心強いです。グラビアデビュー10周年なんです、今年で。

©志水隆/文藝春秋