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「もうあそこには住めない…」大谷翔平の12億円新居を報じてもLAタイムズが非難されないワケ《米国在住ジャーナリストが見たフジテレビと日本テレビとの相違点》

8時間前
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 オンラインスポーツニュースサイト「エッセンシャリー・スポーツ」は、

「野球界のスーパースター大谷翔平選手は、物議を醸すプライバシー侵害に何度も直面してきた。前は、チームの元通訳が関与した賭博スキャンダルだったが、今度は自宅のプライバシーが大きな侵害を受けている。彼の新居を最初に明らかにしたのはロサンゼルス・タイムズだったが、日本のメディアの報道はやりすぎで、特にテレビは放送されるべきではないものを見せていた。

 5月から和解を図ろうとしているオオタニは、日本のメディアによるプライバシーの侵害に怒っているようだ」

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 とし、「球団関係者によると、オオタニは『もうあそこには住めない』と言い、不動産会社に責任を持って買い手を探すよう要請した」と報じている。

批判が集まった住所が特定できるような報道の仕方

 また、全ての始まりはフジテレビと日本テレビが一線を越えて、大谷選手の新居の取材を始めたことにあるとの見方を示し、「彼らが放送した番組はオオタニに危険を及ぼす可能性があった。彼らは家の前と後ろも撮影して住所を明らかにした」と住所が特定できるような報道をしたことを問題視している。

 さらに、「フジテレビは特にひどかった。5月23日の『Live News It!』では、男性記者が敷地内のバスケットコートを、生い茂った木々の隙間から盗撮していた」というヤフーの記事を引用しつつ、「もっと酷いのは、マスコミ各社が近隣住民にインタビューを行ったことだ。皮肉なことに、住民はオオタニが近所に住むことを知らなかった」と批判している。

 同サイトが危惧しているのは、犯罪が多発しているロサンゼルスでの大谷選手や真美子夫人の安全だ。実際、大谷選手のチームメイトである三塁手マックス・マンシー氏のプライバシーが侵害されたことがあるという。帰宅途中のマンシー氏の携帯電話のセキュリティー・アラームが突然鳴り出し、防犯カメラに複数の不法侵入者が家に入ってくる様子が映し出されたことがあったというのだ。

 この時、マンシー氏は家族と一緒だったが、選手は遠征試合の時、妻や子供を家に残して行くことが多いことから、大谷選手は遠征中、家に一人残される真美子夫人の安全を考えて、住所が暴露された家を売却する可能性が高いのではないかと以下のように見ている。

「大谷翔平は新しく購入した家を売却する可能性が高い。この騒動が始まって以来、妻の田中真美子は彼の試合に一度も来ていない。それが状況の深刻さを説明していないとしたら、他にどう説明がつくだろうか?」

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