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「もうあそこには住めない…」大谷翔平の12億円新居を報じてもLAタイムズが非難されないワケ《米国在住ジャーナリストが見たフジテレビと日本テレビとの相違点》

8時間前
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平和ボケした日本人の想像以上に犯罪と隣り合わせのロサンゼルス

 平和ボケしている日本とは違う。犯罪大国アメリカでは、いつでも、どこでも、どんな高級住宅地であっても犯罪が起こりうる。そのため、住民は周囲の安全に過剰なほど敏感だ。フジテレビは近隣住民にインタビューしたというが、中には、彼らのことを不審に感じ、快く思わなかった者もいたのではないか? 

 ロサンゼルスではセレブを狙った犯罪も多数起きてきた。2008年から2009年にかけて、マリブにあるパリス・ヒルトンの豪邸には「ブリング・リング」と呼ばれる10代の若者窃盗団が何度も押し入り、200万ドル相当の宝石を強盗した。2014年には、サンドラ・ブロックをストーキングしていた男がサンドラの豪邸に侵入、在宅していたサンドラに通報されて逮捕される事件も起きた。昨年12月には、キアヌ・リーブスのロサンゼルスの豪邸にスキーマスクを被った強盗が侵入し、銃1丁を盗む事件も起きている。

写真はイメージです ©AFLO

 強盗のターゲットにされやすいセレブの住む豪邸。大谷選手の購入した豪邸を住所が特定できるよう至近から撮影して放送することは、起こりうる強盗事件に加担してしまうことになるのかもしれない。

「もうあそこには住めない…」大谷翔平の12億円新居を報じてもLAタイムズが非難されないワケ《米国在住ジャーナリストが見たフジテレビと日本テレビとの相違点》

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