経営者、モデル、インフルエンサーなど、多彩に活動する宮崎麗果さん(36)は、2度の離婚を経て元ダンス&パフォーマンスグループの黒木啓司さんと再婚。現在、第5子を妊娠中だ。

 かつて家族関係やDV被害に苦しみ、無一文から年商25億円企業を作り上げた彼女に、ステップファミリーのリアルや、「ネオフェミニスト」としての発信についてなど、話を聞いた。(全3回の1回目/2回目に続く)

宮崎麗果さん ©深野未季/文藝春秋

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5人のお母さんになる宮崎

――5人目のお子さんを妊娠中ということで、体調はいかがですか。

宮崎麗果さん(以降、宮崎) つわりがあったりなかったりしましたが、気合でなんとか(笑)。

――妊娠の度に体調は違いますか。

宮崎 びっくりするくらい違いますね。前回は逆流性食道炎になってしまって、横になるのが辛かったんですけど、今回のつわりはまた全然違うし、妊娠ごとに食べたくなるものもバラバラで。自分の身体であることは変わりないのに、一度として同じ妊娠も出産もないんだなあと実感しています。

――もともとお子さんはたくさん欲しかったのでしょうか。

宮崎 想像してなかったですね。まさか自分が5人のお母さんになるなんて(笑)。

 

黒木啓司と3度目の結婚を決めたワケ

――シングルマザーを経て、2021年に黒木啓司さんと3度目の結婚をされました。仲睦まじい様子もSNSで発信されていて。

宮崎 こんなに結婚っていいものだったんだなと改めて感じています(笑)。

――素敵です。籍を入れないかたちも選べたと思うのですが、結婚を選んだ理由は?

宮崎 啓司さんが「結婚したい」と言ってくれたんです。私は、2度離婚しているし、シングルマザーだし、籍は入れなくていいかなと思ってたんですけど、彼は子どもたちのお父さんでありたい、という思いが強かったので、そこが一番の理由ですね。

SNSで第5子妊娠を発表(宮崎麗果さんのInstagramより)

――黒木さんご自身は初婚で、お子さんもいなかったんですよね。

宮崎 そうなんです。

――ステップファミリーというスタイルかと思いますが、黒木さんは、急に父親になることへの葛藤もあった?