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同級生から「日本人なのに、なんで日本語を話せないの?」と…アメリカ育ちの実業家・宮崎麗果(36)が語る“生い立ちに悩んだ”子ども時代

宮崎麗果さんインタビュー #2

10時間前
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 経営者、モデル、インフルエンサーなど、多彩に活動する宮崎麗果さん(36)は、2度の離婚を経て元ダンス&ボーカルグループの黒木啓司さんと再婚。現在、第5子を妊娠中だ。

 かつて家族関係やDV被害に苦しみ、無一文から年商25億円企業を作り上げた彼女に、ステップファミリーのリアルや、「ネオフェミニスト」としての発信についてなど、話を聞いた。(全3回の2回目/3回目に続く)

宮崎麗果さん ©深野未季/文藝春秋

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お父さんは、国会議員だった白眞勲

――先日も東京都知事選挙があったばかりですが、選挙は行かれましたか。

宮崎麗果さん(以降、宮崎) もちろんです。いつも家族で投票に行ってます。

 選挙は民主主義の根幹でもありますが、アメリカに住んでいたときは私自身に選挙権がなかったですし、逆に、日本で生活して働いているのに選挙権がない知り合いが周りにたくさんいるんですよね。選挙権は当たり前にあるものじゃない、というのは昔から感じています。

――宮崎さんのお父さんは、国会議員だった白眞勲さんです。一緒にYouTubeで親子出演もされていて。

宮崎 はい、めちゃくちゃ仲良しです(笑)。

 

――お父さんの選挙の手伝いをしたことも?

宮崎 学生の頃、表には出なかったですが、事務所で裏方のお手伝いをしたことがありました。

 お父さんと私の政治思想は違いますけど、韓国にルーツがあることをオープンにして国政選挙に挑戦するって、ものすごく勇気のいることだったと思うので、その姿に勇気をもらいました。

 とんでもなく叩かれていたことも知っていますし、本当にやりたいことがあったからこそ続けられるんだと思います。

――お父さんが選挙に出ると、家族は大変だった?

宮崎 父がはじめて選挙に出たのは私が高校生のときでしたが、父とは名字が違うので直接影響はなかったんですけど、むしろ何も伝えていないのに友だちから、「麗果の鼻にめっちゃ似てるオヤジが選挙出てるよ」と言われて、「そこでバレるか」みたいな(笑)。

 ただ、私がビジネスとかなにかやる度に、「親の力でしょ」とは言われますね。まったくお父さんとは関係ないんですけど。

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