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トイレの壁に手をつかせて後ろから襲い、床には血が…女子高生(18)に20回以上の性加害をした男性の“情けなすぎる自慢話”とは「俺の親は公務員で力がある」

トイレの壁に手をつかせて後ろから襲い、床には血が…女子高生(18)に20回以上の性加害をした男性の“情けなすぎる自慢話”とは「俺の親は公務員で力がある」

三重県女子高生の性被害#1

6時間前
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 2022年8月から、三重県の私立高校3年生に通うマサミさん(仮名、当時18歳)が、同級生の男子生徒A(当時18歳)から何度も同意のない性行為をされていたことがわかった。少なくとも20回以上の被害があり、受験を直前に控えた時期だったが何も手につかなくなるなど、精神的に追い込まれていたという。マサミさんに何が起きたのか。本人と両親に話を聞いた。

被害を告白するマサミさんと母親

状況が一転したのは交際1カ月の“記念日”だった

 マサミさんとAが交際を始めたのは高3の7月中頃だった。2年生のときに同じクラスになり、3年生ではクラスが分かれたが何度も告白を受けて交際に至ったという。

「毎朝、お互いの家から学校へ行く合流点にあるコンビニで待ち合わせて、一緒に自転車で学校へ行っていました。私が先にいることも、Aが先にいることもありました。帰りもそこで別れたり、自宅まで送ってもらったこともあります」(マサミ)

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 登校する道は狭かったため並んで会話をすることはなく、自転車置き場から教室に向かう途中で話をする程度だった。毎日ではないが、学校の食堂で一緒に昼食を食べることもあった。

「クラスが違うので、休み時間に会ったらしゃべる感じ。暑い時期だったので、夏休み中に一度名古屋に行ったくらいで、遠くに遊びに行こうという話にはならなかったですね。何をするというのもあまりなかったです」(マサミ)

 部活などもあり遠くに遊びに行くことはほぼなかったが、8月の誕生日にはAがマサミさんの家を訪れ、プレゼントを渡したという。一見通常の交際に見えるが、状況が一転したのは交際1カ月の“記念日”だった。