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「好きでいられなかった」ではなく「好きで通せなかった」という発言の裏側

 最後に“りえさんに言ってあげたい言葉”を聞かれると、鼻を触りながら「彼女のことをずっと好きで通せなかったことを申し訳ない」とコメントした。

「好きでいられなかった」ではなく、「好きで通せなかった」と表現したのは、自分の愛情はあったが、何か外部要因のせいでそれを貫けなかったという他責的な感情が読み取れる。鼻を触ったのは、自分の気持ちをなだめようとしたのだろうか。

©︎時事通信社

 会見の間じゅう、貴乃花は力のない声で「自分の力のなさ」を強調し、かけおちどころか話し合いさえも「行動できなかった」と話した。

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 会見全体の話し方や声のトーン、仕草を総合すると、結婚のために行動できなかったことに対する後悔よりも、ストレスやプレッシャーに疲れ果てて諦めてしまった印象が強い。

 自分からりえさんとの連絡を絶ち、婚約を解消すると決めたが、胸中には未練が渦巻いていたのではないだろうか。