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17年前の沢尻エリカ「別に」騒動を悔やみつづける理由とは…57歳になった中山秀征の司会者としての“真摯さ”

7月31日は中山秀征の誕生日 #2

8時間前

genre : エンタメ, 芸能

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 14歳でデビューして以来、歌手、芸人の活動などを経て現在はテレビタレントとして芸能界の第一線で活躍を続ける中山秀征(57)。彼がテレビの中で経験したさまざまな出会いと衝突、そしていまの“夢”とは?(全2回の2本目/はじめから読む

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中山秀征 ©時事通信社

『DAISUKI!』に1992年よりレギュラー出演するようになった中山は、松本明子と飯島直子との街歩きロケで評判を取る。このあたりから彼の快進撃が始まった。

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松本明子が風呂場の前を素っ裸で…2人の出会い

 ちなみに松本明子は、中山の渡辺プロの1年先輩である。2人の出会いは、中山が#1に書いた通りマネージャー預かりとなり、渡辺プロの寮に入ったときのこと。中山は入寮初日、先輩の松本が風呂場の前を素っ裸で歌いながら歩いているところに遭遇したが、松本は彼に気づいても動じることなく、「初めまして! アッコでーす!!」と言って去っていったという(『女性自身』2014年4月29日号)。

松本明子 ©文藝春秋

 中山は1年で寮を出たが、松本とはその間に夜な夜な相談し合ったり、夢を語り合ったりする気の置けない仲となる。それだけに松本はいつか中山と一緒に番組をやるのがずっと夢で、『DAISUKI!』でそれがかない喜んだ。

中山に強い敵愾心を抱いた今田耕司

 テレビタレントして同世代の誰にも負けないと、ひそかに立てた誓いを中山は20代後半にして実現する。そんな彼に強い敵愾心を抱いたのが、1993年、土曜深夜の生番組『殿様のフェロモン』(フジテレビ)でともにMCを務めた今田耕司だった。

 今田は番組を出演者全員で盛り上げようとする中山にまったく取り合わず、共演していたナインティナインら若手芸人を戸惑わせる。今田は当時、大阪から東京に進出したばかりで、東京のタレントや若手芸人をすべて潰すつもりで生放送にのぞんでいたらしい。

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