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「ファンイベントに100人のはずが3人。地獄の空気でしたよ(笑)」モテクリエイター・ゆうこす(30)の“波乱と炎上”に満ちた地元・北九州時代

ゆうこすインタビュー♯1

2024/08/03

genre : エンタメ, 芸能

note

「喫煙や飲酒をしてファンの家に泊まった」とテレビから流れて…

――ちなみにありもしない疑いとはなんでしょうか?

ゆうこす 実家でテレビを観ていたら「菅本裕子さんを含めた5人が喫煙や飲酒ほか、ファンの家に泊まるなどして、グループを辞めたそうです」ってテレビのニュースで流れてきて、「ええーっ!!」ってびっくりして。ファンとも個人的に会ったことなかったし、どうしたらいいのかわからなくなって、放送中にそのテレビ番組に電話したんです。「すみません、今そちらの番組で取り上げられている者なんですけれど、私の話ってどこ情報なんですか?」と。

 すると「担当者に代わります!」ってバタバタしだして15分くらい待ったら「担当者です。こちらYahoo!知恵袋で拝見しまして」と言われて「ウソでしょ…!?」って。Yahoo!知恵袋の情報だけでテレビで放送するなんてありえない! と思うんですよね。ローカル番組だったからそこまで縛りがなかったのかもしれないですけど、そういうレベルで流しちゃうんだ…って衝撃でした。

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――ニュースに反論する動画も作ったそうですね。

ゆうこす 今だったらスルーすればいいじゃんて思うんですけど、私だけじゃなくて両親のことまで言われるのがすごく嫌だったんです。そこでYouTubeというものがあるらしいと。今から13年くらい前で、まだガラケーの時代でパソコンも持ってなかったんですけど、お父さんのパソコンを借りてやり方を聞いて動画を作ったんです。「みなさんこんにちは、菅本裕子 です」からはじまって経緯を話しているとどんどん感情が高ぶってきて、当時17歳だったし怒りと悲しみで「私はやってない! やってないです!」とただただ言いたくて。

――動画の反応はいかがでしたか?

ゆうこす 数日で400万回再生数くらい記録したようですが、動画がさらに炎上を招いてしまい、収拾つかないくらい叩かれました。アンチのコメントに私もいちいち反論しなきゃいいんですけど、毎回返しちゃうからさらに燃えて。動画はHKT48の運営さんに言われて消しましたが、まぁ、そりゃそうですよね。

©釜谷洋史/文藝春秋

「ファンイベントをしたらたった3人。地獄の空気でしたよ(笑)」

――HKT48を脱退後は料理の専門学校に入ったそうですが、何か今後の方向性を考えていたのでしょうか?

ゆうこす これから何をしたいのか特に考えてなかったし、料理がめっちゃ好きかというとわからないけど。ただ、北九州では、女性は料理が作れないといけないし、お嫁さんになったら相手のお母さんからレシピとか聞くとか、ちゃんと基礎は作っておかないといけないような雰囲気もあって。自分も当時はそれが当たり前だと思っていたのでなんとなく料理の専門学校に通った感じですね。

 でも在学中に街を歩いていたら、芸能事務所にスカウトされたんです。脱退のデマを払拭しよう、お料理アイドルとして売りだそうと色々言われて事務所に入ってみたら「まずはグラビアDVDだよね」って。まぁ、よくある話なんですけど…結局仕事らしい仕事もないままでしたね。