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1年半後、閉店した「峠そば」店主から一通のメールが
「具体的にまだ何も話は進んでいないが、早く良い場所に移転したい」と秀之店主は前向きに話していた。その時、彼は必ず再開するのだろうと思った記憶がある。
茅場町で「峠そば」が復活、しかも駅近
それから1年5ヵ月後、秀之店主からメールが来た。令和6(2024)年7月17日、「峠そば」は茅場町で再開するとのこと。
それと前後してSNS上には、立地に目星を付けた情報や、茅場町界隈に新しい立ち食いそば屋の内装工事が始まったという情報などが流れてきた。
そして、開店当日の午前11時前、手土産を持って茅場町店を訪問してみた。東京メトロ茅場町駅を2番出口から新大橋通りに出る。
するとすぐに「峠そば」の白い文字が目に入った。良い立地だ。店に入ると虎ノ門の時と同様胡麻油の香りに包まれる。これが「峠そば」である。懐かしい。
虎ノ門よりやや小さめの箱だが、店内に10人くらいなら立てるだろう。
秀之店主、ユリアさん、先代の照雄さんも元気そう
秀之店主は以前と変わらず元気そうで笑顔で歓迎してくれた。令和元(2019)年に結婚されたユリアさん、先代の照雄さんも元気に顔を出してくれている。先代の奥様の満江さんもお元気でなにより。
蓄氷シンクなど、厨房は最新機器でいっぱいだ
初日はかき揚げとナス天、えび天などに限られていた。さっそく「冷しかき揚げそばにナス天」を注文した。
厨房は真新しく輝いていた。
食洗器、冷蔵庫に冷凍庫、天ぷら用鍋、麺茹機、麺を洗うシンク、麺を冷やす蓄氷シンクがずらっと並ぶ。
グランドメニューもみてみよう。麺はそばかうどん。「かけ」「ぶっかけ」「もり」の3種類から選ぶ。トッピングの天ぷらは虎ノ門と変わらない。ナス、かき揚げ、ちくわ、いか、鯵、海老など。