都営三田線、板橋区役所前駅からすぐの場所に個人経営の「立ち喰いそば・うどん えんば」が今年4月22日にオープンした。近隣には「蕎麦食堂 いけち」や「そば谷」がある激戦区である。SNSには立ち食いそば好きのオーナーが開業した店との情報もあり、是非とも訪問しなければと考えていた。そして7月に入りようやく訪問することができた。
「立ち喰いそば・うどん えんば」はわかりやすい立地だ。板橋区役所前駅から中山道沿いを少し池袋寄りに歩いたすぐの右手にある。そばの幟(のぼり)とオレンジ色に墨文字の「そば うどん」の看板が目に入る。店内は明るくきれいだ。左に長いL字カウンターと右に短めのカウンターが並ぶ。一番奥に進み口頭で注文して、出来上がりを待つシステムだ。
壁には見慣れないトッピングの数々
壁には「エリンギの天ぷら」や「ひら茸のトッピング」、「豚バラ肉のトッピング」、「モロヘイヤの天ぷら」、「おかひじきの天ぷら」、「ホントにカライ!!!辛いとうがらしの天ぷら」、「大葉(しそ)の天ぷら」などのポップが並ぶ。
暑い季節のスペシャルトッピングとして「豚バラ肉」以外に「レタス」、「大根おろし」、「辛味大根」などが並んでいる。「レタス」というのは珍しい。
もちろん、グランドメニューの「紅しょうがの天ぷら」、「春菊天」、「かき揚げ」、「イカ天」、「ナス天」、「さつまいも天」、「ちくわ天」、「げそ天」などもショーケースにずらっと並んでいる。
まずは「げそ天そば」を注文
まずは「げそ天そば」を注文した。「しばらくお待ちくださいねえ~」と合いの手のような返事が返って来る。店は店主の倉持さんとそのパートナーの千鶴店長の2人で切り盛りしている。開店して4ヵ月目に入り、少しずつお客さんも増えているようだ。注文している間にお店を始めた経緯などを聞いてみたのだが、それがなかなか素敵な話だった。