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「もし自分だったら……」と背筋が凍った
「Aちゃんは護身術を身につけていたので、物怖じせずに男たちの胸ぐらを掴み、『おい、テメエら、どういうつもりだ⁉︎』と凄んだそうです。男たちはAちゃんの喝破に気圧されたのか、顔面蒼白で『すみません、イタズラしようとしていました』と白状して謝罪。
無事に解放されて事なきを得たそうですが、誰もが彼女のように強気で対抗できるわけではないですし、相手は成人男性2人。身の安全は決して保障できなかったと思います。『もし自分だったら……』と思うと背筋が凍りました」
メインステージに到着するまで1時間近くかかった
篠原孝さん(仮名・45歳)は、ある有名フェスでの“惨状”を振り返る。
「イギリスの伝説的ロックバンド・Radioheadがヘッドライナーということで、なんとしても生で聴きたく、関東在住でしたが関西まで遠征して参加した夏フェスでした」
それまで何度もフェスに参加してきた篠原さんだったが、会場入りから違和感を抱いていた。
「入場口で、入場パスの代わりになるリストバンドの交換があるのですが、そこで30分ほど待たされました。他のフェスのスタッフなら数秒で交換してくれるんですが、このときは渋滞ができていたので『これ大丈夫か?』と。
さらに入場口からメインステージまでは1キロ以上の距離を歩かなければならない会場設計。おまけに導線も非常に悪かったのが問題でした。メインステージへの出入り口が1つだけだったので、人がかなり滞留していて全然進まず、到着まで1時間近くかかりましたね」
さらにはこんなトラブルも。