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 最初の事件から10日後の12月30日にも、A子とBくんは学校外で会う約束をした。

「私から誘いました。就職先候補の建設会社に電話しようと思っていたんです。このときも、事前に、『会社に電話をする』などの話はしていません。『ご飯を食べに行こう』『就職の話をしよう』と誘っていました」

 女は30日に2人であっても、Bくんは性的な行為をしてこないだろうと思っていたという。理由は「生理の日だったから」だという。

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「この日、私は生理の日でした。そのため、Bくんが性的なことはしないだろうと思っていました。一般的に、血が出ている女性の体を触りたい人はいないと思っていたからです」

 そして迎えた12月30日の午後2時ごろ、2人はA子の自宅の最寄駅で合流すると、レンタカーを停めている駐車場へ。A子は車内で「建設会社に電話する」と就職についての話をしたというが、Bくんは嫌そうな表情を見せた。

商業施設の駐車場に車を停め、外から見えないように目隠しまでなされていた 写真はイメージ©AFLO

「生理中でしたので、シートには血がついていました」

 そのため気分転換に2~3時間ドライブし、回転寿司店で食事をとると、前回とは別の商業施設の駐車場へ移動して車を停めた。A子は運転席、Bくんは助手席にいた。

「会社に電話をするというと、Bくんはイライラし、口論になりました。そのうち、Bくんが体を寄せてきて、私の首をヘッドロックしました。シートベルトが当たって痛いので外しました。そして、頭がBくんの膝付近、あごや首、おでこは固定されていました。そんな状態でBくんがキスをしてきました。私はその時点で動けません。

 そのうち、一番後ろの3列目のシートに引きずられながら移動しました。私が仰向け、Bくんは私の上に乗っている状態です。下を脱がされて、Bくんは陰部を触ってきて性交をしました。私は生理中で血が出ていたので感染症を心配しました」

 A子はBくんと性行為をしたことは認めたが、「同意していない」と主張している。

「座席のレバーが当たっていたので痛かったし、お腹も生理中で痛かったので、『やめて』と言ったり、蹴ったりしました。ただ言葉が届かない状態でしたし、ずっと抵抗はせずに、時間が経つのを待っていました。『もういいでしょ』と言うと、Bくんはやめました。Bくんは射精していません。生理中でしたので、シートには血がついていました。Bくんは、自分についた血をふいていました。その後は険悪な雰囲気で、ほとんど何も喋っていません」