《小林氏は2021年7月、選挙区の千葉県八千代市で開かれた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が共催したイベントに出席。このイベントに参加した男性によると、小林氏はあいさつの中で旧統一教会の教義に共感を示す発言をしていた。》(東京新聞8月19日)
小林氏はこの点について「記憶は一切ありません」と否定している。では会見を取材したジャーナリストの鈴木エイト氏に聞いてみよう。旧統一教会問題といえばこの方だ。
エイト氏は「私を排除することなく質問に答えたこと自体は評価できます」と述べたうえで、
「ただし、質疑応答で地元の有力な支援者の中に複数の統一教会地区幹部がいることへの認識を尋ねた際の回答がプライバシーや個人の思想信条の問題にすり替える内容だったのは残念でした。小林議員に個々の後援者の信仰を確認したのかなどと訊いたわけではなく、統一教会サイドによる意図的なアプローチへの認識を問うたものです。政治家として反社会的な団体からのアプローチにどう対応しているのかという論点をうまく躱されたという印象です」
「記憶にありません」の“伝統芸” コバタカは若いのに古い味もする
小林氏が総理総裁となった時に旧統一教会に対して厳しい対応を取れるのだろうか?
「危惧するところですが、岸田首相の方針を堅持して統一教会に厳しい対応を取るという言質が取れたことは収穫でした。統一教会が表立って小林議員を総裁選で応援することはやりにくくなったと思います」
トップを目指すならエイト氏のような専門家にもきちんと説明しなければいけない。それにしても「記憶にありません」という昭和自民党からの伝統芸。コバタカは若いのに古い味わいもする。
では総裁選出馬が有力視される他の議員はどうか。河野太郎氏について興味深かったのがこちらの記事だ。