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 脚本家の中で満島に入れ込んだのが、ドラマ『カルテット』や映画『花束みたいな恋をした』で知られる坂元裕二だ。坂元は最初、芦田愛菜主演の『さよならぼくたちのようちえん』で満島を起用したが、そのときの演技にいたく感激し、次の『それでも、生きてゆく』ではもオファーした。

 しかし当時ブレイク真っ只中の満島は多忙を極め、何度か断ったという。だが大ベテラン作家直々の説得を受け、その情熱に動かされて自らスケジュールをやり繰りして出演にのぞんだという。

本人インスタグラムより

 プライベートでは映画監督など何人かとの熱愛が噂されたが、24歳で結婚したのも主演映画『川の底からこんにちは』の監督だった石井裕也氏。約1年の交際期間を経て2010年に結婚したが、互いの価値観の違いから6年後の2016年に離婚した。

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ドラム缶風呂での沐浴シーンで、両バストもあらわに…

 離婚後もキャリアは加速し、31歳で永山絢斗と共演した映画『海辺の生と死』ではドラム缶風呂での沐浴シーンで、両バストもあらわに自由奔放な姿を披露している。亡き夫を悼むために喪服に着替える前のシーンということもあり、なんともエロティックなイメージを醸し出していた。

「海辺の生と死」予告より

 この時期になると、記者会見でもかつての優等生的雰囲気はすっかり影を潜め、ベテラン女優の雰囲気をたたえていた。それでもサービス精神旺盛は健在で、『海辺の生と死』の撮影時にはエキストラ出演した地元の子供たちと屈託なく話し、女優感をこじらせていないのも好感度が高い。

 NHK-BSプレミアムでは江戸川乱歩原作の有名なキャラクターである明智小五郎役を演じたり、面白いところでは往年の人気漫画を実写ドラマ化した『ど根性ガエル』(15年)でピョン吉の声を演じるなど、女優というか俳優・役者・声優として幅広い活躍を続ける彼女はまだ38歳。アラフォーそして40代に向かってますます女盛りな演技に期待したい。