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「やるつもりはなかった」のにヌード写真集を出した理由

――自ら「しめ縄水着」「黄金ホタテビキニ」など変わった水着を自作して、撮影会で着ていますね。

日下部 グラビアをやっている人はたくさんいるじゃないですか。その中でどうしたら見てもらえるんだろうとなった時に、だんだん自分で変な衣装を作り始めました。作ることも楽しいですし、やっているうちに徐々にファンがついてきました。

――6月5日にはファースト写真集『いいなり。』を発売しました。写真集ではヌードになっていますが、なぜこのタイミングで決断されたのでしょうか。

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日下部 紙の写真集をずっと出したかったんです。ただヌードをやるつもりはなかったんですが、出版社からは年齢、知名度的に写真集を出すなら水着ではなく、ヌードは必須と言われました。一度は断ったのですが、出版社に再度「ヌードでどうですか」と言われて。綺麗に撮ってもらえるならいいのかなと思い、やりました。

今年6月に発売したファースト写真集『いいなり。』(講談社)の掲載カット ©講談社

――日下部さんといえば資格を40個以上も持っていることでも知られています。きっかけは何だったんですか。

日下部 ファンの方を楽しませたくて、料理オフ会を開催したりしていく中で、何か違う面白いことをしようと考えた時に思い浮かんだのが、みんなで船に乗ることだったんです。そこで船舶免許を取りました。

 実際に船でオフ会もやりました。八景島で7人ぐらいの2時間コースを3回やって。私が船を操縦して外海に出たら、船の後ろに行って水着になって、それをみんなに撮影してもらいました。その時くらいしか船舶免許は使ってないですね(笑)。

 そこから資格を取るのにハマりました。ファンのみんなといろんなこともできるし、多い時には月に3個とか取ってました。

今年6月に発売したファースト写真集『いいなり。』(講談社)の掲載カット ©講談社

次は気象予報士の資格を取得したい

――他にはどんな資格を持っているんですか。

日下部 狩猟免許も持ってますし、大型二輪にそば打ち免許、漢検1級、熱波師の資格に、フォークリフト、ガス溶接の資格とかです。勉強自体も楽しいし、好きなんですよ。世の中のいろんなことを忘れて勉強に集中できるし、そんな自分が好きみたいな(笑)。ストレス発散法が勉強なんです。

 今は気象予報士の資格を取ろうとしています。試験は1月と8月の年に2回なんですけど、1月は学科は受かったんですが、実技で落ちてしまって持ち越しに。次に実技に受かれば合格です。

――グラビア以外の仕事もやれるといいですね。やりたいことはありますか。

日下部 子供の時から「これ欲しい」「これしたい」って言ったことが一度もなくて。自分がこうしたいじゃなくて、要望に応えるというのでずっときたので何をやりたいというのがあまりないんです。ただクイズ番組には出てみたいんですよ。なかなかテレビに出るきっかけがないので、どうやったら出られるか教えてほしいです。

 あとは、紙の写真集も機会があればまた出したいです。

 

撮影=細田忠/文藝春秋