それから数年後、社長から私のところに電話が突然来たんです。「前に君に聞いたことと同じことが、別の女の子でもまた会社で起きている。部長から来たメールがあったら全部出してほしい」って。
もう昔のデータもないし、関わりたくなかったので断りました。その女の子は部長を訴えようとしているみたいです。
「脱ぎたい、見せたいわけではなかった」グラドルになったワケ
――薬を盛られた部長のいた会社を辞めた後、グラビアアイドルにはどうやってなったんですか。
日下部 仕事を辞めた後、撮影会モデルを再開したんです。次の仕事が決まるまでと思っていたんですけど、そこからグラビアの仕事がどんどん増えてきて、今に至る感じです。
――水着になることに抵抗感はなかったんですか?
日下部 そんなにないですね。キャンペーンガールの時も露出度の高い衣装を着ていましたし。脱ぎたい、見せたいというのではなかったですが、撮影会では水着の方が喜んでもらえるので。
撮影会で経験した過激な要求
――撮影会も一部で過激化していると聞きます。写真を撮らず、キャバクラみたいにずっと話していたり、タッチを許す女の子がいたり。
日下部 撮影もせず、ただベッタリしている人とか最近よく聞きます。みんなそれぞれ戦略があって、過激な水着を着て喜んでもらう子もいるし、ボディタッチありにしている子もいる。そういう子がいると、別の子に対してもカメラマンが「なんで君は出来ないの?」と要求して、それが嫌で辞めちゃう子もいます。私も色々な要求をされたことはありますが、断ってました。
――どんな要求がありましたか。
日下部 めちゃくちゃな要求だと、女の子がトイレをしているところが好きだという人がいて。「撮影会だし無理です」と断ったら「じゃあここにトイレがあると仮定して、ポーズだけして」と言われて(苦笑)。「しゃがむだけでいいならしゃがみますけど、しゃがむだけですからね」と言ってやりました。