大河ドラマ出演時には「胸を強調してください」と言われ…
――その後はバラエティー番組を中心に活躍。2023年にはNHK大河ドラマ『どうする家康』に家康の側室候補としても出演しました。
清水 監督さんからは「『関西弁あいうえお』の清水さんをやってほしい」って言われて「えっ。皆さん血迷ってないですか」って思いました(笑)。収録までに三河弁を練習していたんですが、現場に行ったら「やっぱり関西弁でお願いできますか」と言われて。「舞台は三河じゃないんですか?」と聞いたら「あいりさんは関西からやってきたことにします」って(笑)。
普通、時代劇だと胸も潰すじゃないですか。でもスタッフさんたちが「清水あいりさんのままがいいので胸を強調してください」とスタイリストさんにお願いしていて。「本当にいいの? これ家康じゃなくバカ殿様じゃないよね?」ってなってました。でもそういう面白い現場、面白い人に出会えたことが嬉しかったですし、感謝ですね。
「あいりちゃんはそのままでいいよ」くりぃむしちゅー・上田晋也の“金言”
――いろんな大物芸能人とも共演されていると思いますが、そうした方からの言葉で心に残っているものはありますか。
清水 バラエティーをやっていく中でどんどん欲が出て「もっとウケたい」となるじゃないですか。「くりぃむしちゅー」の上田さんは今レギュラーでご一緒させていただいてるんですけど「ウケたいからバカになろうとしたり、いろんなキャラを作ろうとかあるじゃない。でもあいりちゃんはそのままでいいよ」とポロっと言ってくださって。
それを言われた時に『妄想マンデー』で綾部さんにも「自分を作らなくていい」と言われたことを思い出してハッとして。いつの間にか欲が出ていた自分に気付かされて、初心に帰れました。
結婚発表で「お相手は日本男児です」と表現した理由
――今年7月にはインスタグラムで結婚したことを発表しました。「お相手は日本男児です」としていましたが、どういうことですか。
清水 私、「一般人」という言い方が嫌いなんですよ。よく芸能人の結婚報告で「お相手は一般の方」ってあるじゃないですか。それを自分が書くのは嫌で、他に良い言い方はないかなと探していて。相手の方がざっくり言うと武士みたいな性格の人なので、それだったら世間から何言われるかわからないけど一番しっくりくる「日本男児」にしようとなりました。実際は芸能人じゃない方です。