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 ヤンキー文化最盛期の80年代中盤ならではのお話である。日本中のヤンキーが極悪同盟を尊敬した、という噂まであるが、もっとすごいホンモノの方々からも極悪同盟は大人気を博していた。

ヤクザとの接待に呼ばれたことも…

「当時は試合後に接待の席があってね。まぁ、興行を買ってくれたり、協力してくれた地元のヤクザのみなさんなんかに呼ばれるわけですよ。クラッシュか極悪か選べるんだけど、極悪同盟のほうが人気あったね。みんなヒールの私たちが好きなわけだから、酒の席でもあのままのキャラで、若い衆をイジメたりね。

 いま考えたら、怖くてそんなことできないけどさ、当時はそれが当たり前だった。まぁ、裏で阿部ちゃんや会社の人が謝ってくれていたみたいだけどね。

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 全女は三禁(酒、たばこ、男性との交際を禁止)があったから、酒を強要されても、それを理由に逃げられたし。ただ、どこに行ってもプロレスラーには肉を食わせろって感覚だから、接待が続くと毎晩焼肉が続いて、それには参ったね。そう、だから、晩御飯にはお金はかからない。そりゃ、家も建つよね(笑)」