芸能界の懲りない面々の筆頭はこの男をおいてほかにいない。愛知県警は9月25日、強制執行妨害目的財産損壊等などの疑いで、タレントの羽賀研二容疑者(63)とその元妻の當眞麻由容疑者(47)、指定暴力団六代目山口組三次団体「十代目稲葉地一家」総長の松山猛容疑者(69)ら、7人を逮捕した。
「羽賀は、元妻が沖縄県内に持っていた優良不動産を取得する際に、背負っていた数億円の賠償のカタに差し押さえされないよう、羽賀本人ではなく、羽賀が代表取締役のダミー会社に所有権が移転したという嘘の登記をして、強制執行を妨害した疑いがあるなどとして逮捕された」(全国紙記者)
2007年の事件での「4億円の賠償金」がいまだに払えていない
羽賀は俳優・梅宮辰夫の娘でタレントの梅宮アンナと浮名を流したことで1990年代にワイドショーを賑わせた「芸能界一のお騒がせ男」。ここ20年弱は犯罪者の道に足を踏み入れ、今回が3回目の逮捕となったが、発端となったのは最初に逮捕された2007年の詐欺事件だったという。
「羽賀は未公開株を高値で売りつけた詐欺などの罪で懲役6年の実刑判決を受けましたが、その被害者への4億円の賠償金をいまだに払えていない。19年には離婚を装って別の不動産の所有権を元妻に移転した強制執行妨害容疑で逮捕されており、今回も同様の賠償逃れだったと県警はみています」(同前)