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「なんなら、妻より僕のほうが強火まである」

 中には、一緒にジャニヲタをやっているという夫婦もいます。グループによっては、コンサートで男性ファンが5%くらいを占めることもあります。Cさん(27)はジャニヲタ一家で生まれ育ち、妻(26)との出会いも推し活現場だったと言います。

「僕は母が嵐ファンで、姉も好きだったので生活の中に自然にジャニーズがいました。男の子はめずらしいのでライブでタレントさんが構ってくれたり、ファンのお姉さんにも可愛がってもらったり、楽しい思い出がいっぱいあります。だから、大体のヲタさんはまともな人だとわかってもいました。

嵐 STARTO公式サイトより

 妻と出会ったのも、家族でSexy Zone(現timelesz)の握手会に並んでいるときでした。順番を待つ間なんとなく姉と妻が話しはじめて仲良くなり、それがきっかけで一緒にライブに行くようになって交際が始まりました」

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 Cさんは夫婦でジャニヲタというケースが少ないことはわかったうえで「でもディズニー好き、ジブリ好き、ハリポタ好きという夫婦は普通にいますよね?」と言います。

timelesz STARTO公式サイトより

「僕たちの推し活もまったく同じで、ライブ参戦はディズニーランドやUSJへ行くのと変わりません。10年以上timeleszを見守ってきたし、これからもずっと見ていきたいので、自分の伴侶はジャニヲタでなければ務まらないと思います。妻とはメンバーの休養や卒業の切なさをわかちあってきたので、推し活においては戦友のような関係ですね」

「なんなら、妻より僕のほうが強火まである」と笑っていたCさん。困るどころか、「ジャニヲタでなければ務まらない」という言葉に頼もしいものを感じました。