JRA所属の藤田菜七子騎手(27)に、通信機器の不正使用の疑いがあることが「週刊文春」の取材で分かった。

 通常、騎手はレース前になるとスマホなどの通信端末を当局にあずけ、外部との通信を遮断することが義務付けられている。八百長のような不正を防止するためであり、当然この規則を破るとペナルティが科される。

藤田菜七子騎手 ©文藝春秋

過去には騎乗停止の処分も

「これまでもルールを破り処分を受けた騎手はたくさんいます。10月7日にも東京競馬場内の調整ルームに通信機器を持ち込み、使用したとして2人の騎手が騎乗停止の処分を受けています」(スポーツ紙記者)

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 藤田にも同様の疑いが持ち上がっている。「週刊文春」は彼女が外部と交わしたLINEの履歴など複数の通信データを入手。そこにはやりとりの日時も記録されており、藤田が調整ルームにいる時間帯に外部とメッセージのやりとりや通話をしていたことを確認している。

7月にはJRA職員との結婚を発表した ©文藝春秋

藤田は疑惑を強く否定したが…

 藤田に認識を聞いた。

――通信機器の使用に関するルールはご存じですね?

「はい」

――違反していませんか?

「はい、ない……。ありません」

 藤田は疑惑を強く否定したが、「週刊文春」が藤田とやりとりを交わした相手にも聞くと、返答は意外なもので――。

◇◇◇

 10月9日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および10日(木)発売の「週刊文春」では、藤田の不正疑惑の詳細、通信相手が取材に答えた内容などを詳報している。

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