ベンチャー投資国内最大手のジャフコ グループ株式会社で悪質なセクハラが行われ、被害に遭った女性契約社員が休職に追い込まれていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

 ジャフコは1973年に設立。日本電産(現ニデック)やソフトバンク(現ソフトバンクグループ)など国内を代表する企業を上場させてきた。

「ベンチャーキャピタルでは数少ない東証プライム上場企業。累計投資企業は4000社以上で、累計ファンド運用額は1.2兆円を超える。最近ではタイミーやマネーフォワード(マネフォ)、UUUMなど新進気鋭のベンチャーに投資実績があり、上場をサポートしてきた“上場請負会社”です」(経済誌記者)

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ジャフコの三好社長(会社YouTubeチャンネルより)

男性社員2人からのセクハラ被害

 そんなジャフコで発覚したのが男性社員による卑劣なセクハラ行為だった。被害を受けた岩田清美さん(仮名)はこう語る。

「入社直後から男性社員A氏からしつこく電話があり、夜中の3時に立て続けに8回かかってくることもありました。『俺は(不貞しても会社を)辞めさせられない』と不貞行為を迫られたこともあった。ほかにも頬にキスをされたり、付きまとわれたりもしました」

告発者の岩田さん

 さらにはA氏と親交があり、「パートナー」と呼ばれる投資ファンドの運用責任者であるB氏からも被害を受ける。

「2019年6月、ほかの男性もいる懇親会でB氏から『岩田さん、こいつ(同席していた男性社員)にやらせてやってよ』と言われました。立場もB氏の方が上なのでその場では流すことしかできなかった」

 岩田さんはほかにも受けたセクハラ被害を会社に報告。A氏、B氏には処分が行われた。

「就業規則に基づいた懲戒処分を行っています」

 ジャフコにA氏、B氏のセクハラ行為について質問状を送ると主に以下のような回答があった。

「当該女性社員に対する配慮のための措置を適正に行い、2020年1月下旬に両男性社員に対して就業規則に基づいた懲戒処分を行っています」

 だが、問題はこれだけではない。

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 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、A氏とB氏による卑劣なセクハラ行為の全貌やジャフコ幹部らによる「二次被害」などを詳しく報じている。

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