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ホストとして絶頂期の26歳で引退

――ちなみに今のホストの方とはお客さんとの関り方も全然違うと思いますか?

城咲 そもそもホストっていう職業が変わっちゃってるから。元々は社交場。ジルバ踊ったり、スーツ着た男性が女性をエスコートしていたりしてたけど、今は推し活になってきてる。お客さんもそこまで接客を望んでないですよね。自分が今ホストをやっていたらSNSもやって売り上げもさらに上がったかもしれないけど、あのときの城咲仁の接客にはなってなかったかもしれない。

――売り上げと言えば、ホストでNo.1の時代が続き、2005年以降は年収が1億に。

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城咲 ホストを6年やって、最後の3年くらいは億、超えてましたね。他の人気店のホストが手取りで月400万、500万もらってすげえな!って言われていた時代に、僕手取りでうん千万もらってました。当時『愛』が5店舗あるなかで5店舗の総売上よりも僕の売上の方が勝ってましたね。

 

――しかし、ホストとして絶頂期のとき、26歳で引退することに。

城咲 ホストを始めた当初から5年って決めてたんです。結局1年延びたけど、21でホストをはじめて5年くらい経ったときに恐ろしいくらいテレビに出ていて、営業しなくても指名がすごくて、俺を怒る人もいないし自分ルールだし。なんか危ないなって思っちゃったんですよね。このままあと何年かは何億ってもらえるかもしれないけど、30代超えたあたりで果たしてこの生き方していてカッコいいんですか。僕当時からニオイっていう言葉を使うんですけど、嗅覚がここにいちゃいけないなって。裏を返せばこんな絶頂期に次のことをやっておけばまた話題になるよねって思ったんです。

 その後、ホストを引退して芸能界に入ることに。しかし予想とはあらぬ方向に――。

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