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ファンからは「本当に医者だったんだね」と…

――情報番組やネットニュースでも取り上げられて、反響はいかがでした?

北村 医師として研修病院へ行ったときに、後輩の研修医の子から「見ました」と言われました。医学部時代の先輩や同期からも連絡が来て、多くの方々の目に留まり「みんな知っているんだ」とビックリしました。

――アイドルとしても、認知度アップのきっかけになったのではないでしょうか?

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北村 TikTokの動画がXでも拡散されて、Xのフォロワーさんが1週間で3000人ぐらい増えて。ライブに来てくださるファンの方からは「本当に医者だったんだね」と言われました。病院内で白衣を着た動画もアップしているのに「信じてなかったのかな」と、ちょっと寂しくなりました(笑)。

 

アイドルをしながら医師として仕事…多忙な日々を過ごす

――(笑)。医学部を卒業後、研修医としての2年間を経て、医師として独り立ちしたのは今春だったそうですね。専門分野は何でしょう?

北村 どこの病院で働いているか、何を専門分野にしているかは明かしていないので、ここでも伏せさせてください。

――わかりました。アイドルのライブやレッスンもあるなかで医師として仕事をするのは、だいぶ忙しそうですよね。

北村 シフト制で医師としての仕事は週3日ほどですけど、時間は不規則です。平日ならば17時以降の診療も受け付けていて、土曜日にも診療があります。

 1週間のスケジュールが医者・医者・アイドル・医者・アイドル……みたいな感じで、正直「今日はどっちだっけ?」と迷う日もあります(笑)。午前中は医者で、午後はアイドルな日もあるんです。午前中の診療を終えて、午後はアイドルのレッスンでステージを想定して歌って踊り、帰宅後に配信をして、24時をまわっている日もありました。

アイドルとしてステージにも立っている(筆者撮影)

 翌日が病院勤務の日は6時半に起きて、7時半には電車に乗らなければいけないので、最近では、体を壊さないように気をつけています。

撮影=杉山秀樹/文藝春秋