「アイドルとしても稼ぎたい」“医師兼アイドル”の収入事情
――医師は収入が多く、アイドルは収入が不安定とも言われますし、仕事としては真逆な印象です。
北村 医師の収入は、担当分野によるんです。保険診療と自由診療のどちらを受け付けているかによっても変わりますね。朝から晩まで病院にいて、急遽呼び出されることもある急性期医療へと進んだ同期のように、収入があったとしても「いつ休んでいるの?」と心配になる医師もいて。
私は、医師としては週3日程度の稼働ですが、自分を磨くためにお金をかけられるほどは、稼ぎたいんです。もちろん、プロとしてアイドルとしても稼ぎたい気持ちもあります。
――これぐらい稼ぎたいと、理想は描いていますか?
北村 ダイエット中、割高なので購入してよいかを悩むコンビニのサラダチキンとサラダを気兼ねなく一緒に買えるような、ちょっと自分を甘やかせる程度には稼いでみたいですね。
――体型維持はやはり、切実な問題でもあるんですね。
北村 アイドルには欠かせないので。じつは、4月にNEOアラモードの活動がスタートしてから、デビューした6月までの期間に、体重を10キロも落としたんです。プロデューサーのちゆさんに食事の写真を毎日送り、食生活へのアドバイスを今もいただいています。でも、医師として同僚の方から差し入れをいただくこともあり、残業中にはお菓子にもつい手を伸ばしてしまうので、間食は悩みの種ですね(笑)。
医者とアイドルの両立に寄せられる意見
――広くバズった東京駅での人命救助動画もきっかけに、認知度も高まりつつあると思います。医者とアイドルの両立について、周囲ではどのような意見があるのでしょう?
北村 私に届いていないだけかもしれないですけど「面白い」と、好意的な反応しかないです。研修医時代、救急外来の見学で看護師さんがパソコンの前に群がっていたので、何かと思ったら、私のTikTok動画を見ていたときはヒヤヒヤしましたけど……(笑)。「見たよ!」とノリよくイジっていただいたし、先輩医師の方も動画に出演してくださったり、楽しんでいただいてるのかなって思います。