YouTubeチャンネル「わすことセンパイ」を運営し、ネットオークションで落札した路線バスをフィーチャーした動画を配信している、センパイ氏とそのパートナーであるわすこ氏。
新たに約30年前の中古軽トラのオーナーにもなったふたりに、軽トラ入手までの経緯、軽トラで高知から埼玉までを一般道で走破した企画の裏話などについて、話を聞いた。(全2回の1回目/続きを読む)
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文春オンラインに載ったときのみんなの反応
ーー昨年の4月に取材させていただきましたが、当時はどのような反応が?
センパイ Yahoo!やスマートニュースに転載されたのもあってか、勤め先の人たちから「見たよ」と言われて。会社では、YouTubeとかバスのこと、ちょっと黙ってたんですけど(笑)。まぁまぁ、いじられましたね。「やっぱ、そっち系だったんだね」とか「なんとなく、変態だとは思ってた」とか。
ーー以前から、同僚や上司にはバス持ちだとやんわりと勘付かれてはいた。
センパイ バスを買って、乗ってること自体は知ってる人はいたんで。ただ、あそこまで路線バスのまんまで乗り回してるとは考えてなかったみたいですけど。でも、僕ならやりかねないとは(勤務先で)言われましたね。
わすこ 私も「あ、見たよ」みたいのを、ちょこちょこと。ただ、私の場合はすでに私たちのYouTubeチャンネルを知っている子が多いので、「取材もされるようになったんだね」って感じでしたね。
ーーYouTubeチャンネルやXへのコメントには、どんなものが。
センパイ 「文春見ました」「すごいですね」「面白いですね」とか。そういったコメントがほとんどで。「お前ら、ヤバイよ」とか「どうかしてるんじゃじゃないか」みたいな、キツいものはなかったですね。
わすこ みんな優しかった気がする。
センパイ YouTubeの登録者数も伸びましたね。
ーー記事で注目されたことで、さらにYouTubeに注力しようと考えたりは?
センパイ 文春オンラインがきっかけというわけでもないんですけど、バス以外のこともやってみようかなってところもあって。YouTubeの最初の頃は「自分たちがやってきたことの備忘録」という感じでやってたんですけど、僕らの絡みが面白いよっていう反応も多くて「へー、そうなんだ」と。じゃあ、ちょっとバス以外のこともやろうかって。