某交通会社で使われていた路線バスをネットオークションで落札した、センパイ氏とそのパートナーであるわすこ氏。
YouTubeチャンネル「わすことセンパイ」を運営しているふたりに、YouTubeをスタートした動機、路線バスで走行して出くわしたサプライズ、大型バスの維持費などについて、話を聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)
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ノープランでYouTubeをスタート
ーーYouTubeはどちらがやろうと言い出したのですか?
わすこ 彼です。すべてにおいて、私は巻き込まれているので(笑)。
センパイ バスって、とにかくお金がかかるんですよ。だったら、元手を取るじゃないけど、なんかやらないともったいないなって。「そういえば自家用バスって、相当に面白いんじゃないの?」ってところから、とりあえずYouTubeをやってみようかなと。
ーーでは、最初は企画内容などについてはノープランでスタートしたのでしょうか。
センパイ そうですね。とりあえず、備忘録をやろうと。「こういうことをやったよ」って動画をあげておけば、いつでも見られるし、思い出にもなるよねって。それで始めたところが大きいです。
ーーわすこさんは出演することに抵抗はなかったのでしょうか。
わすこ 最初は抵抗があったんですけど、その頃から「バスを所有するカップル」として取材されることが多くなっていて。で、私も大型の免許を取っちゃったことで「わすこさんも運転してみてくださいよ」と言われるようにもなったので、「もう出ちゃってもいいかな」って。
センパイ 僕自身も顔を出さないでやろうと考えていたんですけど、顔を出さないとどうにもならないので。
ーー動画ではバスでいろいろなところへ繰り出していますが、「バスで行っても大丈夫だった!」と驚いた場所ってありますか。
センパイ ディズニーランドですね。
わすこ だね。
センパイ バスで行けるのは当たり前じゃないですか。送迎バスがあるので。ただ、自家用のバスでも行っていいんだとビックリしましたね。自家用の大型車として扱ってくれて、停める場所はバス専用駐車場に案内してくれました。おかげで、なんの心配もせずに1日たっぷり遊べましたね。駐車料金は4500円でした。
わすこ 反応もすごかったです。案内してくださったお兄さんをはじめ、キャストの方たちが「いつもYouTube見てます」とか「バスの運転、がんばってください」なんて声をかけてくれて。
センパイ あと、行ったときは平日だったのもあったのか、僕らのまわりに他のバスがぜんぜん停まっていなかったんですよ。ほんと、あの広大な駐車場の真ん中にバコーンと1台だけ。