理想のドールフェイスになるべく、これまでに総額1000万円以上かけて美容整形を重ねて、培ったノウハウをYouTubeやTikTokで発信してきた「顔面課金みこぴちゃん!!」さん。

「整形で自分を愛せるようになった」と語る彼女が、学生ながら巨額の整形費用を貯めることができた驚きの方法とは――。著書である『死んでもかわいくなりたい!』(扶桑社)から一部を抜粋して紹介する。(全3回の3回目/最初から読む

顔面課金みこぴちゃん!!さん 『死んでもかわいくなりたい!』より

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整形費用を稼ぐにあたって

 ここまで私の生い立ちや整形の遍歴をお話ししてきましたが、みなさん疑問に思うのが一体どうやって整形費用を貯めたのか?ということだと思います。

 私の場合高校がバイト禁止だったので大学受験が終わるまでは、お小遣いやお年玉を貯めたり、足りないぶんはのちに返すことを約束して親から少しお金を貸してもらったりして整形させてもらっていました。

 そしてやっとバイトができるようになってからは2つほどのバイトを掛け持ちし、週6で働くようにしていました。普通の飲食店からガールズバーのような夜職まで経験したことがあります。夜職は人と話すのが苦手な私には向いていなかったので、1年ほどでやめてしまいましたが……。

 当時は大学生でもちろん朝から夕方までは学校があったので、バイトをしていたのは大体夜の20時以降から朝の5時くらいまでです。そして朝は9時頃から学校だったので、毎日の睡眠時間は3時間ほどで、授業が入っていない時間は寝るために家に帰ったりとなんとか睡眠時間を確保していました。そこに大学の制作課題などが重なっていたので、今考えても狂ったように忙しかったですね……。

 当時は休むということが怖かったほど、整形のためにお金を貯めることに必死だったんです。このような働き方をしているとたまに「私はなんでこんな思いまでして働いてるんだろう?」と考えて涙が止まらなくなる日もありました。ですが、どれだけ考えても自分のコンプレックスが解消されることはないんだから、と立ち止まらないようにしていました。

 このように体力と精神をすり減らしながら働いていた私ですが、ルフォーSSROを終えてから自分の顔に対して抱く焦りも少なくなり、働く量も減らせるようになってきました。そして今はそんな働き方からは卒業し、就職してデザイン系の仕事をしています。昔ほど追い詰められていないので、このお仕事と空いた時間でYouTubeやTikTokなどの活動に力を入れられるようになりました。

 大きな整形を検討している場合は他の人の何倍も働かなくてはいけないという覚悟が必要です。