セブン-イレブン 0.5
ファミリーマート 0.68
ローソン 0.73
となり、唐揚げ弁当同様、セブンが一番嵩増し度が高く、ローソンが一番低いという結果になった。
《結果発表》
以上、コンビニ大手3社の弁当容器を徹底比較した結果、セブンとファミリーマートの弁当の容器には、実態より見かけが良くなるような工夫が見受けられるが、ローソンには上げ底などは見られなかった。つまり、上げ底度でいえば、セブンが一番高く、ローソンが一番低いといえそうだ。
こうなるとスーパーやほか弁屋さんなどで売っている弁当についても比較してみたくなるが、それはまたのちの機会に譲ろう。
セブンについては前回の記事で、上げ底疑惑について見解を聞いたので、今回はファミマとローソンの広報にそれぞれ見解を求めた。
ファミリーマートに上げ底をしている理由とSNSで上げ底について話題になっていることについての見解を問うと、
「お弁当などの容器について、メニューの特性に合わせて、お召し上がりやすさや持ちやすさ、運びやすさなど、さまざまな角度で検討し決定しております。商品設計において、実際の容量より多く見せる意図はございません」
と回答。ローソンからは、
「弊社の容器に関しては、レンジ加熱効率や積み重ねの利便性を踏まえたルールを設けており、基準外の容器は採用しておりません。引き続きお客様のニーズに合った商品の開発に努めてまいります」
と回答があった。
それにしても、今回の調査にあたり改めて実感したのはコンビニ弁当の多様性。各社工夫を凝らした様々な種類の弁当を販売しており、そもそもどの種類の弁当で比較したものか迷ってしまった。百花繚乱の感があるコンビニ弁当ウォーズのただなかにあって、この原稿が、読者が見た目に惑わされず、最強のコンビニ弁当を見極める一助になれば幸いである。
※ちなみに比較に使った弁当はすべて記者が美味しくいただきました。