ショートカットの内田有紀が戻ってきた!

 昨年(2023年)の秋頃、内田がイメージキャラクターに起用されたスキンケアブランドのサイネージ広告を街で見かけて、このとき48歳になろうとしていた彼女とほぼ同世代の筆者はそう思わずにはいられなかった。

内田有紀がロート製薬のイメージキャラクターになるのは20年ぶりのことだった(ロート製薬「BLOOMIO」公式サイトより)

 内田がショートにしたのは8年ぶりで、そのきっかけは、同年4月から11月にかけてSeason1~3が放送されたWOWOWのドラマ『フィクサー』に出演したことだった。その劇中、沢村玲子というニュースキャスターを演じた内田は、ドラマの展開に合わせ、玲子が髪を切ることを自ら監督に提案したという。これについて彼女は次のように説明している。

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《沢村玲子というキャラクターは芯が強く、向上心に溢れた人物。そして時代の流れにしなやかで柔軟。そんな大人の現代女性のポジティブな気持ちを表現するのに「髪を切る」という行為がピッタリだと思ったんです。ヘアカットしたことで役柄と自分がシンクロし、気持ち的にもより軽やかになれた気がして、クランクアップ後、さらに短くカットしました》(『STORY』2023年7月号)

WOWOWドラマ『フィクサー』公式Xより

 玲子の髪が短くなったのは、テレビのキャスターを辞め、Season3でフリーに転じてからだった。このときはまだショートボブというぐらいだったが、上記の発言にあるとおり、撮影後にさらにカットして10代でデビューしたころを彷彿とさせるショートになった。ただし、内田に言わせると、髪を短くしたのは《決して若い時の自分を投影するということではなく、40代の新しい自分の可能性を楽しんでみたいと思い、日常の自分に新風を吹かせ、単純にファッションやメークの変化を探してみることにしました》ということらしい(同上)。

2023年2月、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の完成披露試写会に登壇した内田有紀 ©時事通信社

 その内田はきょう11月16日、49歳の誕生日を迎えた。彼女が初めてショートにしたのは、高校2年生になる直前、1992年3月のことだった。すでに中学時代からモデルとして活動しており、17歳となったこの年の11月には'93ユニチカ水着キャンペーンガールに選ばれた。同月にはドラマ『その時、ハートは盗まれた』で俳優デビューも果たし、人気に火がつく。