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事実婚で2人の子を出産、3児の母に

 32歳でNHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』(尾野真千子主演/11年)の主題歌用に新曲「カーネーション」をソロ名義で書き下ろし、同年の『第62回NHK紅白歌合戦』には東京事変メンバーともども出演した。ところが年明けの1月11日、東京事変の解散を発表。

 プライベートでは現在、映像作家兼プロデューサーの児玉裕一氏との間に2人の子どもを出産しているが結婚はせず事実婚状態を続けている。前夫の間に生まれた子どもも含めて3児の母親となった。

本人Xより

 2人の交際は2011年に児玉氏が東京事変のミュージック・クリップを手がけた頃からだという。ちなみに椎名は憧れの夫婦について「宇崎竜童・阿木耀子ご夫妻」と明言している。

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 2度の結婚と出産を経て、母親の自分に対する愛情がようやくわかった、という趣旨の発言をしているのも興味深い。

「女性がそういう生きものなんだと思った時に、哀れみだったり、慈しみだったり、愛おしみだったりがやり場のないほど湧いてきた。私が、生涯を通して関わってゆくべき、表現してゆくべき対象だと思ったんです。大勢すぎるし、記号的でもあるし、一人ひとり考えも違う。けれども、全ての女性性が、自分に無償の愛情を注いでくれた母と重なって見えたし、わが子とも重なって見えました」(「Wedge ONLINE」より)

 20代の頃のセクシャルな雰囲気をまとったまま、息子を成人まで育て上げた母の顔を手に入れた椎名。マドンナやマリリン・モンローを彷彿とさせるシンボル・マークの口元のホクロは、本当に「マドンナに憧れて」サインペンで描いていたら本物になったというこれまたウソのような本当の話があったりする。

 常に我々の度肝を抜いてきた日本を代表する歌姫である椎名が、どんなキャリアを歩むのか楽しみだ。