「初めはXとかで探してたけど、いまは使ってない。目立つし、サイバーパトロールが怖いって友だちが言うから」

売春の隠れ蓑となった「あるカフェ」

 代わって洋子が利用しているのが、メイドカフェだ。

 メイドカフェは、法的には16歳から働くことが可能だ。だから、グリ下キッズでも働ける。

ADVERTISEMENT

 だが、法的に問題がなくても、メイドカフェはグレーゾーンで、売春探しに使われることも珍しくない。大阪では、後述するJKリフレと並んで売春の隠れ蓑となっていると、筆者は見ている。すべてがそうとは言わないが、大阪では、一種の風俗カテゴリーに入ると言っても過言ではない。

 むろん、メイドカフェの収入もあるが、たいてい時給はあまり高くない。洋子の場合、毎日働いているわけでもないから、それだけでは暮らせないだろう。実際、「週に3万くらい稼いでるけど、普通に遊んでいればすぐなくなるわ」と言っていた。

次の記事に続く 17歳の少女がなぜ処方箋なしで「向精神薬」を買えるのか…? ヤクの売人が大阪ミナミの「グリ下キッズ」をターゲットにする理由