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ひょうろく そうかもしれないですね。でもお金がない生活が長くて、今でも貧乏性は貧乏性なので。

 変わったといえば、お風呂の水を貯める回数が変わりました。今までは水道代やガス代をケチって、湯船に浸かるのは月1回で、基本シャワーだったんですけど、ちょっとかかってもいいやと気が大きくなって。今は、お風呂に入る頻度は週に2回です。

――月1回が月8回に。かなり増えましたね。

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ひょうろく そうですね、もともとお風呂は結構好きな時間で、銭湯にも行ったりしてたんですけど、最近ちょっと(ひょうろくだと)バレるので、家で入るというのもあります。僕レベルが、そんなことに悩まなくていいんでしょうけど。

――バレるのはイヤですか。

ひょうろく いや、バレること自体は全然いいんですけど、僕、お尻汚くて。

――お尻?

ひょうろく ひょうろくのお尻って汚いんだって思われたらめちゃめちゃ恥ずかしいっていう、ちょっとしたプライドというか、羞恥心です。

悩んで、悩んで、「まぁいいか」になる

――一貫して「なんとかなる」という姿勢のひょうろくさんですが、楽観主義ですか?

ひょうろく 超絶ネガティブと超絶ポジティブの落差が激しい気がします。根っこはネガティブで、悩んで、悩んで、結局「まぁいいか」になってるだけなのかもしれません。

 最初から「まぁいいか」にできればいいんですけどね。毎回、この悩んでる時間っていらないよなって思うけど、僕は多分悩んじゃう人間なんだろうなと思います。

――「まぁいいか」と思える分岐点は、どういう時に訪れるのでしょうか。

ひょうろく とりあえず1回寝て、でも次の日の夜にまた「あー」って悩んで、寝て。それを繰り返しているうちに、大体のことはどうでもよくなっちゃう。

 受け入れるというか、「仕方ない」って思えるようになるまでには時間が必要だと思うんです。ただ、何も行動はしてないので、また同じ失敗繰り返すんですけどね(笑)。だから多分進んでないと思います。

――その意味では、自ら行動を起こしたさらばさんのYouTube企画は珍しかったのでしょうか。

ひょうろく 本当にあの時だけですね。何もしなくてもダメなんだったら、やってダメでも一緒だという気持ちで、一か八かでした。ダメで元々なので。

「“なんか気になる”存在になりたい」 ©山元茂樹/文藝春秋

――それがきっかけで、俳優の道も拓けてきています。どういった俳優さんになりたいですか。

ひょうろく 僕は主役になれるタイプではありません。今後もちょっとした役がほとんどだと思うんですけど、“なんか気になる”と言われるような存在になりたいです。最初に僕がさらばさんを見た時に思ったように。