かたや、ソロアーティストとしての活動もあり、Xで「ステージに立つきっかけをくれた人」と公言したOLDCODEXの元メンバーであるYORKE.こと、Rest of ChildhoodのHALとの“対バン”を実現。2023年11月25日に行われた初めてのソロ名義での対バンは、彼女にとってかけがえない1日となった。
「HALさん宛に『私は今、歌っています。いつか、Zepp Nambaで歌うことがあったら見に来ていただけるとうれしいです』と書いたお手紙を送ったこともあるんです。
事務所のスタッフさんから『対バン相手はどうする?』と聞かれたときにHALさんの名前を挙げて、オファーしたら快く受けてくださって、私にとっては特別な意味のある『約束の日』でした」
「メガバンク退職を後悔していない」と断言するワケ
大学卒業から約3年勤めた、古巣のメガバンクへの未練はない。勇気をもって退職届を提出した選択肢は、けっして間違いではなかった。
「見るはずのなかった景色、出会えなかった人たちに囲まれて、この道を選んだ後悔はいっさいありません。
ライブでは、ファンのみなさんと通じ合えているし、実際、グループの曲『All Night Long』を披露したときにそう直感した日、終演後の特典会で私の思いが『届いたよ』と言われたこともあったんです。
フロアで応援する1人ひとりの顔はそれぞれ覚えていますし、ファンのみなさんのおかげでステージに立っている今『歌うために生きている』と胸を張って言えます」
撮影=深野未季/文藝春秋
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