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それにしても、なぜ、クラーク氏は、脅迫状がダメになったことを知っているのか? そんな疑問をぶつけると、同氏はボールダー警察のラボに電話したのでわかったと答えた。
「ジョンベネの事件を調査しているので、脅迫状のコピーがほしいと電話でお願いしたのです。すると、電話に出た女性は、私が警察内部の調査員と勘違いしたのでしょう、脅迫状は分析官が席を離れている間に溶出したと話したのです。途中で、私が警察内部の人間ではないことがわかった彼女は“今話したことは伏せて下さい。私がクビになります”と慌てていました」
ボールダー警察はネットフリックスのドキュメンタリー番組が公開されるのに先立ち、最新の捜査状況についてこう述べている。
「全ての証拠をデジタル化してサーチ可能なデータベースに入れた。それらのファイルには2100以上の情報、17州2か国で行われた1000以上の聞き込み、手書きの文面やDNA、指紋、靴の跡を含む200以上のサンプル、約2500の証拠物、100万ページ以上の調査内容が書かれた約4万の報告書が含まれている。ボールダー警察はラムジー一家とやり取りを続けており、どんな情報でも歓迎している」
もっとも、ボールダー警察のそんな声明に対し、クラーク氏の調査チームは不満を露わにしている。