「国民民主党と、規制改革を重要視する日本維新の会、それから立憲民主党の中道系議員との三者がもし“小異”を捨てて“大同”につくことができれば、自民党にも対抗できる軸になるのではないかと思います」
もちろん、単なる数合わせでは意味がないという。
「ただ、大事なのは、その“大同”が何か。大きな政府ではなく、適切な政府を目指すことで一致できるか。それほど、今の自民党政権は成長戦略のない“超大きな政府”を志向していますし、野党以上に左がかっている印象さえあります」
「政治的クーデターを起こすくらいの気概を」
そのうえで、こう続けた。
「もちろん、自民党の中にも決して人材がいないわけではありません。既得権益を守り続ける古い世代に対し、若い世代の政治家には、期待したい。彼らには新しい時代を拓くような政治的クーデターを起こすくらいの気概を持ってほしいと思います」
1月7日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および1月8日(水)発売の「週刊文春」では、三木谷氏が、与野党政治家への期待や要望のほか、経団連が掲げたビジョンへの絶望、税率に関する世界と日本の決定的な違い、交流のあるイーロン・マスク氏の動き、さらには日本復活への政策提言などについて語っている。
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