キツい減量も目標があればやっていける
野村 減量は難しいですよね(笑)。自分の意志だけでやってもなかなか難しいので、アプリに監視させるっていうイメージで、一日の摂取カロリーとPFCバランスを管理しています。
ただ漠然とダイエットしているだけだとキツいと思うんですけど、この試合に出場するために、という目標があればやっていけるんですよ。世界大会でアメリカに行きました。でも体重落ちませんでした。なんて事態になったら洒落にならないですからね。
記録を追求したい気持ちと、健康な身体のバランス
――減量は我慢がつきものですし、ストレスも溜まると思います。どのように対処されているんでしょうか。
野村 ストレスが溜まったとしても、性格的にイライラを人にぶつけたりすることはないのですが、高校の頃から減量を繰り返してきているからか、それこそストレスからなのか、生理が来づらくなった経験があります。
大学生の時に結構長い間来なくなってしまったことがあったんですよね。そんな経験もあって、2023年に参加した世界大会のタイミングで増量を決めました。自分の身体のサイクルが狂い始めているように感じられて、一度リセットしようと思ったのが大きな理由でしたね。
――階級制の競技である以上、記録や結果を追い求める気持ちと、健康な身体を保つバランスの難しさはありますよね。ベストな階級はどれくらいになるんでしょうか?
野村 日常的な生活を考えると、ちょうどいまくらいの69kgがベストかなと思っています。ただし、世界で戦うなら63kg級に出場しないと厳しいので減量中ですね。
たしかに、どうしてもアスリートとして記録を追求していきたい気持ちと、健康な身体をどのようにして保つかのバランスは難しいなと思いながら、今後もうまく付き合っていきたい、いければと思っています。
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