お寿司だったら100貫はペロッと食べられます
――選手として、最軽量時は63kg級で出場、その後は84kg級での大会出場も経験されています。体重管理は大変じゃないですか?
野村 増量は得意なんですよね。63kg級から84kg級に移したときも、半年くらいで15kg増やしました。普通に食べてたら普通に増えますから。
――たくさん食べられるのもアスリートにとっては大きな才能だとよく耳にします。野村さんは食べる力が強いんでしょうね。
野村 例えばお寿司だったら100貫はペロッと食べられますね。小さい頃からよく食べたら褒められることが多くて、中学生時代も給食のおかわりを積極的にするような子でした。はじめの頃はおかわりを要るか要らないか聞いてきていた先生も、そのうち残った給食を私の食器に無言で注いできたり(笑)。
――年頃の女の子として、その先生の行動はどう受け止めていたんでしょうか。
野村 周りの女子はほとんどおかわりしないですし、恥ずかしさがなかったわけではないですけど、嬉しい気持ちのほうが強かったですね。まず、給食が残ると困るじゃないですか。私が食べたら先生が喜びますし、私もいっぱい食べられて嬉しいし、みたいな気持ちでした。
――では、現在も特別な増量用のメニューがあるわけではない?
野村 本当は管理栄養士もつけたいですが、なかなか難しいですし、いまはそこまで厳密に管理してはいないですね。ただ、筋肉のためにタンパク質を多めに取ることは意識します。あと、なるべくクリーンなものを食べるようにしようと思っています。
――逆に減量時はどうしているのでしょう?

