社長は、パワハラを否定するも…
しかし社長は、橋本は「とてもやさしく思いやりのある子」と、パワハラを否定。一方、社長自身のパワハラについては「受け取る側がそう受け取った事があるかもしれません」と一部認め、橋本の「使えねえ」発言については、「周りにいる私などが(ドリンク出しの)タイミングよくと窘める事はある」と答えた。
ところが――。今月、新たな被害者が生まれていた。
「今、環奈の現場マネージャー兼運転手は2人いる。そのうちの1人のAさんが適応障害を訴え、担当から外れたのです。Aさんもまたドリンク問題で環奈から厳しい叱責を受けていた。車内にドリンクを置き忘れて環奈が求めるタイミングですぐに差し出すことができなかったそうです。怒った環奈は社長と一緒に『あいつ使えねえな』と罵った。この他にも日傘をさすタイミングが違うと、Aさんを強い口調で叱っていました」(事務所関係者)
スタッフは“絶対的女王”の使用人
事務所社長はAさんが適応障害で現場を外れたことを認めた上でこう回答した。
「(橋本は)朝から晩まで仕事に邁進し責任も背負っています。苛立ちをおぼえる事があっても不思議ではありませんが、忍耐強く現場にくるスタッフに接しています。(橋本が)とても優しくしてくれたと適応障害を持っていたスタッフからも報告を受けました」
24年上半期のCM起用社数は11社。
「CMのギャラが推定5000万円。芝居の仕事と合わせ、環奈1人で10億円近く稼いでいるのではないか」(広告代理店社員)
かつてスターを夢見た少女は今や“絶対的女王”になっているという。別の事務所関係者が証言する。
「彼女に食べさせてもらっているので誰も逆らえない。事務所内には環奈の愛犬のためのドッグハウスがあると聞きます。彼女が鍋を食べたいと言えば、事務所スタッフがスーパーまで食材を買いに走る。撮影で地方に長期間滞在する際にはスタッフが環奈のかわりに荷造りを行う。いわば、“使用人”なのです」
まさにマネジメント機能不全。こうした状況下で、3つの事件が起きていた。