10月半ば、撮影のため山口にいた橋本は、イケメン俳優を呼び寄せる。居酒屋デートの後、公園で唇を重ねた――。一方で現場には怨嗟の声が。日傘をさすタイミングが悪いと激怒し、口癖は「使えねえ」。すでにマネージャー8人が次々と辞め……。

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主演「おむすび」は視聴率低迷中

事務所が出す“NG”

 2024年の20代女優タレントパワーランキング1位(アーキテクト社調べ)、紅白歌合戦では3年連続司会を務める橋本。仕事も恋も順風満帆にみえるが、

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「根は真面目ないい子なのに……数年前から目を覆いたくなるような言動が増えています。東京に出て人格が変ってしまったのか」

 そう吐露するのは、橋本を福岡時代から知る人物である。

 もとは福岡のご当地アイドルだった橋本。13年、ファンが撮影した写真がネットで“奇跡の一枚”や“千年に一度の美少女”と騒がれブレイクする。

「東京の芸能事務所やレコード会社20社以上が環奈にオファー。マネジメント契約を勝ち取ったのが、石田純一の元マネージャーで後に橋本の所属事務所社長となる伊藤功氏でした。橋本は伊藤氏の戦略でSNSを積極的に活用し若者の人気を集め、14年に東京進出してからわずか1年でソフトバンクなど大手6社とCM契約を結ぶ。この頃はスターを夢見る、純真無垢な少女でした」(同前)

『セーラー服と機関銃―卒業―』(16年)で主演を務め、『(ぎん)(たま)』(17年)や『かぐや様は告らせたい―天才たちの恋愛頭脳戦―』(19年)などヒット映画に立て続けに出演。瞬く間にスターダムへとかけあがり、事務所の看板女優となった。

「伊藤氏は『橋本は女優なので』と、福岡のアイドル時代についての質問をNGにしてアイドルのイメージから脱却させようとした。“奇跡の一枚”や“千年に一人の美少女”も、取材のNGワードに指定しています」(テレビ局関係者)

二日酔いのまま撮影に行くことも

 上京して4年目の19年、20歳になった橋本は共演者らとお酒を酌み交わし麻雀の卓まで囲む。お酒はワインから芋焼酎まで嗜み自宅にはビールサーバーもある。メディアは“かわいすぎるおっさん”と持ち上げたが、内情は異なるという。

「主演を任されることへの重圧に加え、若手女優は次から次へと台頭してくる。環奈はプレッシャーを感じるほど酒量が増えていった。また仕事のためにと、実業家や役者仲間との飲み会に遅くまで付き合う。二日酔いのまま酒臭い状態で撮影に行くことも。それでも台本だけはきちんと覚えていました」(橋本の知人)

 だが、酒で不安は解消できない。やがてストレスのはけ口が立場の弱い者へと向かった。