●出題されそうな関連ポイント

【自由民主党総裁選】

2024年9月には、国内の自由民主党総裁選と立憲民主党の代表選挙が行われた。自民党では、9人の立候補者の中から石破茂氏が、立憲民主党では4人の立候補者から野田佳彦元首相が選出された。石破氏は10月に与党(自民党・公明党)の支持を得て、第102代内閣総理大臣に指名された。すぐさま衆議院を解散して、同月下旬に実施した総選挙では、与党は過半数割れとなった。その後、特別国会での首相指名選挙の結果、石破氏は第103代内閣総理大臣に。


【選挙権の変遷】

2025年は、1925(大正14)年に満25歳以上の男性すべてに選挙権が認められた普通選挙法成立からちょうど100年の年。そして、選挙権が満20歳以上の男女に付与された1945(昭和20)年は80年前。満20歳以上から満18歳以上に引き下げる法改正が成立した2015(平成27)年は10年前のこと。「そうした意味で、2025年はメモリアルな年となります」(繁田さん)

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【都知事選】

国政政党の総裁・代表選だけでなく、2024年は地方選挙も実施された。7月の東京都知事選では史上最多の56人の立候補者から、現職の小池百合子氏が元広島県安芸高田市長の石丸伸二氏や元参議院議員の蓮舫氏などを破り、3回目の当選を果たした。

住田 俊祐(すみだ・しゅんすけ)
サピックス小学部社会科教科責任者
サピックスの社会科教師として首都圏の各校舎で教壇に立ちながら、サピックスが授業で使用するテキストや、塾内外に向けて実施するさまざまなテストの作成に関わる。
繁田 和貴(はんだ・かずたか)
個別指導塾テスティー塾長
開成中学、開成高校を経て東京大学経済学部を卒業。開成中高在学時代に数々の逸話を残してきた通称「開成番長」。2006年に個別指導塾TESTEA(テスティー)を開校。社長業を務める傍ら、スタディサプリ講師としての活動や、数々のメディアで勉強法や親子の関わり方について発信している。2023年春発売の著書『中学受験で「合格する子」と「失敗する子」の習慣』は発行部数11,500部を突破し、全国の書店やECサイトにて好評発売中。
後藤 和浩(ごとう・かずひろ)
声の教育社 代表取締役
塾講師を10年経験したのち、声の教育社へ入社。編集者時代は年間500回以上の入試問題をひたすら解き、解説を編集するという日々を過ごす。息子の中学受験も経験。三度の飯より過去問が好き。首都圏を中心に中学・高校入試の受験情報の発信などを行っている。
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