公立中学校に通いながら、ギャル雑誌『egg』の専属モデルとして活躍しているじゅなさん(15)。

 髪色の問題から他の生徒と一緒に授業を受けられていないことを明かしていたじゅなさんに、中学3年生になった現在の状況やSNSでの声、卒業後の進路などについて聞いた。(全2回の1回目/続きを読む)

じゅなさん

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最後の中学生活を楽しむため黒髪にチェンジ

ーー前回のインタビューから2年が経ちました。当時は金髪が理由で別室登校をしていましたが、現在も変わりませんか。

じゅな 今は教室でみんなと授業を受けているんです。中3になった時に、「最後の中学生活だし、どうせならいろんな経験がしたいな」と思って、黒髪に戻しました。別室登校だと、給食も体育も音楽も別だったし、体育祭や文化祭は一度も出たことがなくて。

 思い出という思い出もないし、このまま卒業するのは寂しいなと思って髪を黒に染めました。

ーー金髪から黒髪に。迷いはなかったですか。

じゅな なかったです。黒髪にすれば「教室に入れる!」とむしろワクワクしていました。別室登校の時は、何をするのにも1人だし、もちろん友達もいなくて寂しかったので。

 黒髪にしようと思ってからすぐに美容室に行って、真っ黒に染めてもらって。鏡で自分を見た時は違和感しかなかったです。全然似合ってない~って。ただ、金髪の時と違って、毎月メンテナンスが必要ないので、そこは少し楽ですね。

ーー違和感があったのは、見た目がギャルではないなと。

じゅな そうですね。私の好きなギャルは派手な髪色なので、正直この髪色でメイクをしてもしっくりこないというか。理想とかけ離れすぎてどんなメイクをしても浮いてしまうし。自分の中でこれじゃないと思いながらも、あと1ヶ月の辛抱なので我慢しています。あまり自分を見ないようにしていますね(笑)。

 でもモデル活動は一応できているので。事務所に事情を説明して、卒業までは黒髪ギャルでやっています。

 

ーー髪色以外でギャル感を出そうとしたり。

じゅな ネイルも校則でダメなので、撮影の時だけつけ爪をしています。ピアスも学校にしていけなくなったので、塞がっちゃったんですよ。そのストレスから口ピ(口ピアス)を開けたくなって、ママにニードルで開けてもらいました。モデル活動をしているので、金髪ではない分、どこかでギャルを出したいなと思って。