デビュー前から注目を集めていた
そもそも、IVEはデビュー前からかなりの注目を集めていたグループだった。メンバーのウォニョン(ちなみに173センチ)、ユジン(同)は2018年、オーディション番組から生まれたグループ「IZ*ONE」としてデビュー。後に別グループ(LE SSERAFIM)でデビューする宮脇咲良らとともに2年間活動した。中心メンバーであった2人への注目度は高く、IVEの結成発表は大きな話題を呼んだ。
2021年12月にデビューすると、ファーストシングルアルバム「ELEVEN」が初動でいきなり15万枚を売り上げ、音楽番組など計13ものランキングで1位を獲得した。
2作目の「LOVE DIVE」は「しっかりと自分の意見を主張する女性」を描くガールクラッシュ。当時のK-POPの最前線トレンドを捉えたコンセプトだった。そのなかでも「自己愛あふれる世界観を美しい女性たちが描く」という独自のポジションを取った。“完成型”と言われる圧倒的なビジュアルを武器に、瞬く間に第4世代ガールズグループのトップクラスに躍り出た。
3作目の「After LIKE」は韓国で大きなムーブメントとなっている「ニュートロ(1990年代後半頃のトレンドを今風に復刻する)」を表現。韓国での認知度をより強固なものにした。YouTubeにアップされたミュージックビデオの再生回数はグループの楽曲の中でトップで、3億回を超えている。
2024年には米メディア「Forbes」が選定する「アジアで影響力のある30歳以下の30人」のうちの1組にも選ばれた。世界的に注目されるグループにあって、レイは韓国でこうも見られている。
「バラエティ番組でも萎縮せず、堂々と話していて面白いというイメージが浮かびますね」(前出・ソウル在住30代男性)
昨年の8月に本人がソウルでファッションショーにモデルとして出演した際には、こんな見出しの記事が韓国で報じられた。
「『天然系魅力の人形』IVE レイ、ファッションコレクションに登場」(ファイナンシャルニュース)
これは、「天然ボケタイプ」というニュアンスだ。


